厚床パス
厚床ルートマップ
厚床パス(10.5km)
牛の放牧を眺めながら、青々とした牧草地を歩いて回るアップダウンの少ないコースです。途中、標津線跡、殖民軌道跡など開拓期の歴史がしのばれる道や、根室の気候がつくり出した自然を楽しむことができます。また、パスの途中には酪農喫茶やキャンプ場があり休憩や宿泊をすることもできます。 [ルート] 築拓キャンプ場(富岡牧場) ― 酪農喫茶(伊藤牧場) ― JR厚床駅(平成16年開通)
>>その他の写真はフォトギャラリーをご覧下さい。
フットパスギャラリー
厚床駅にフットパスに関する情報を発信しているコーナーがあります。
季節によって掲示が変わるのでお楽しみに!
厚床パスルート紹介
厚床駅を出発!と、その前に切符販売所の隣にある小さなスペースにフットパスギャラリーがあるので立ち寄ってみてね。
線路脇を歩いていると、運がよければ花咲線とすれ違う。ほとんどが1両編成。車掌さんに手を振ってみよう。
旧標津線の廃線跡を歩く。枕木が外されて今は石ころがごろごろ残っている。歩いていると足つぼマッサージをしているみたい。
このサインが行き先を教えてくれるよ。サインの数が少ないから地図をよく見ながら歩いてね。
森林管理署の敷地の中へ。ぽつぽつと見えてくるのは昔の森林事務所だった建物。今では珍しいキング式のサイロもあるよ。
土を盛った大人の背丈ほどある塀は「土塁(どるい)」といって、日本陸軍の軍馬が逃げないようにつくったもの。人力で土を積み上げたそう。どのくらいの高さがあるか登ってみよう。
これは「凍裂(とうれつ)」。冬場に幹の水分が凍り、膨張して亀裂が入ったもの。この地域ではよく見られるよ。穴に手を入れて触ってみよう。
再び旧標津線の廃線跡へ。砂利道も半分が草に覆われていて歩きやすい。
森林管理署の森を抜けてしばらく歩くと、目の前にぱーっと開けた牧草の一枚畑。もの思いにふける丘に到着。天気がよければ知床連山、国後島を一望できる。寝転がって草の匂いに包まれながらもの思いにふけろう。
明郷 伊藤☆牧場へ。疲れたらちょっと休憩。ゴールデンウィーク.から10月までOPENの酪農喫茶GrassyHillでソフトクリームをほおばろう。くちどけのいいミルキーなソフトが大人気。
牧場にはヤギやポニーともふれあえる。みんな人懐こいから寄ってくるよ。牧場体験をする人は酪農喫茶で受付をしてね。
いざ出発。伊藤牧場を抜けてどんどん歩くと・・・
キッシングゲートを発見。牧草畑は牛が逃げないように有刺鉄線が張ってあるので、ここから人は出入りをする。厚床パスに3つあるゲートは、古い牛舎のスタンチョンや金物を使って手作りしたもの。
あ、何かいる!
牧草畑を歩いていると大きな生き物が・・・
牛、牛、牛・・・牛だ
好奇心旺盛な牛たちがやってきた。
お互い興味津々
放牧のシーズンに歩くとこんな素敵な出逢いもあるよ。
三つ目のキッシングゲートを抜けて・・・
旧馬鉄跡を歩く。昔は馬が牛乳を運ぶのにここを通っていた。
2004年の根室フットパスワークショップで学生や地元の人々が手づくりしてつくったサイン。
笹林の中へ。MOBITメンバーの富岡さんが昔通学路として使っていた道。
ぬかるんでいる道には木の枝を敷いてあるから大丈夫。
湿地には小川や、谷地坊主の群生がある。
春の雪解けの頃にはミズバショウが咲き乱れ、秋は珍しいマタタビの紅葉が見られるよ。
笹林を抜けてるとそこは・・・
富岡牧場!牧草ロールが緑のじゅうたんの上にぽこぽこ転がっている。マシュマロみたい。
ときおりタンチョウヅルのつがいが舞い降りる。出会えた人はラッキー!
築拓キャンプ場へ到着。築き拓いたという意味の築拓(ちくたく)と、時を刻む音“チックタック”を掛け合わせたネーミング。牧草地に囲まれた、手づくりのキャンプ場。
キャンプ場にて。
右に見える2つの建物はなんとサイロ型トイレ。右側は車椅子対応でひろびろ
コテージ前の椅子に座って、牧草畑を眺めながら休憩しよう。手前の木の根っこを逆さまにしたテーブルは、根室のマークをイメージしたもの。