牛の放牧を眺めながら、青々とした牧草地を歩いて回るアップダウンの少ないコースです。途中、標津線跡、殖民軌道跡など開拓期の歴史がしのばれる道や、根室の気候がつくり出した自然を楽しむことができます。また、パスの途中には酪農喫茶やキャンプ場があり休憩や宿泊をすることもできます。 [ルート] 築拓キャンプ場(富岡牧場) ― 酪農喫茶(伊藤牧場) ― JR厚床駅(平成16年開通)
2006年11月1日
酪農家集団AB-MOBIT事務局 明郷 伊藤☆牧場内
■個人情報に関するお問合せ先
Tel: 0153-26-2181 E-Mail: info@nemuro-footpath.com
既存の農道を歩くコースです。途中、タンチョウヅルが観察できるスポットや、知床・国後が見渡せるエリアがあります。
舗装道路なのでサイクリングコースとしても最適です。
自転車を止めて河原に降りてみましょう。美しく蛇行する別当賀川のせせらぎや、川辺の植生が楽しめます。
ただし、水遊びをする際は十分注意をしてください。
<レンタサイクルについて>
別当賀夢原館の利用者に限り、自転車の貸し出しができます。
手続きには下記連絡先へ別当賀夢原館の使用申込書と
サイクリングの予定ルートの提出が必要です。
■期間/4月下旬―10月中旬
■時間/9:30―16:30
※休館日(火曜日)除く、管理人が駐在している期間
■連絡先
根室市教育委員会社会教育課…TEL0153-24-3180
[ルート] JR厚床駅 ― 村島牧場 ― 農産加工体験館・食多楽(小笠原牧場) ― JR初田牛駅
(既存農道使用)
海辺の牧草地を歩くコースです。
遮るものがなく、日本とは思えない美しい風景が広がっていす。
足元に咲くかわいらしい高山植物の花や、波打ち際にいる放牧馬に心が癒されることでしょう。アップダウンのあるコースなので、無理をせずゆっくりと歩いて回りましょう。
[ルート] JR初田牛駅 ― チッチャラベツ ― 馬場牧場 ― JR別当賀駅
(平成18年部分共用)
※現在、地図が整備され解放しているルート:JR別当賀駅―馬場牧場(片道約5km)
●トイレの利用について
別当賀夢原館(べっとうがむげんかん)→MAP
休館日(火曜日)除く、管理人が駐在している期間トイレの利用が可能です。
・期間/4月下旬―10月中旬
・時間/9:30―16:30
イギリスには、フットパスと呼ばれる歩行者専用の道があります。
総延長22.5万キロ。私有地である牧場や森林などの田園地帯から海岸線や市街地の緑地帯まで、イギリス全土に網の目のように道が張り巡らされています。
そこでは人が歩く権利(通行権)を法的に認めているので、たとえ私有地であってもフットパスと承認されていれば、外国からの旅行者でも自由に通行できる道となります。
ウォーキングの好きなイギリス人にとって、フットパスとは、歩きながら自然を楽しむレクリエーションの場であり、自然回帰のために必要な歩く道の文化と言ってもいいでしょう。
AB-MOBITはこのフットパスにヒントを得て、根室版フットパスの導入を試みています。
ゆっくりと歩くことで見えてくる北海道の魅力は、他の地域から訪れる方だけでなく、私たち地元の者にとっても地域の魅力の再発見につながる新しい試みでした。
そこから感じるフットパスとは、目的地に到達するための道ではなく、地域の自然や歴史の糸をたぐりよせながら、人と人、人と自然、人と風景のつながりを取り戻すための「共生」の道への可能性です。
【A dream come true - the freedom to ramble through farmland !】
Nemuro,Hokkaido
Less - travelled paths streching to the horizon
A footpath is a path reserved exclusively for pedestrians and, as long as it is an aproved footpath,walkers have right of way, even if it goes through private farmland. The Nemuro Footpath is the one of the first footpaths in Hokkaido to model itself on this British style. The three footpaths run through five farms. While the walk itself is very enjoyable, the paths also lead walkers through some pristine countryside. Losing yourself in the forest on one of our ecotours is a perfect way to get a feel for the immensity of the Hokkaido countryside.
AB―MOBIT・・・ AB のA は厚床(ATTOKOあっとこ)、B は別当賀(BETTOGAべっとが)の頭文字。MOBITは酪農家5人の頭文字。M は村島、O は小笠原、B は馬場、I は伊藤、T は富岡の各牧場の頭文字をとり、mobileとbitから広い根室の中で活動する機動的な小片(各牧場)を表す。
【注意】三菱東京UFJ銀行系ローン(株式会社モビット)と、この活動との関係は一切ございません。
[ 交通 ]
●JR根室本線/厚床駅、初田牛駅、別当賀駅よりアクセス可能
[時刻表] JR北海道釧路支店: http://www.marimo.or.jp/JR_Kushiro/
●バス/根室交通
[時刻表] 根室交通: http://nemurokotsu.ftw.jp/
●国道44号線/釧路より90km、根室より32km、中標津より45km
[東京・大阪発着]ANA、JAL
東京(羽田) ⇔ 中標津・釧路、 大阪(関西) ⇔ 釧路
[札幌発着]ANA
札幌(千歳、丘珠) ⇔ 中標津・釧路
[ 宿泊施設 ]
●厚床
築拓キャンプ場 ・・・ TEL (0153) 26 - 2188
早坂旅館 ・・・ TEL (0153) 26 - 2016
●別当賀
別当賀 夢原館 ・・・ TEL (0153) 27 - 2757
●根室市街
根室市観光協会 ・・・ TEL(0153)24-3104
http://www2.marimo.or.jp/Nimuoro/
[根室観光連盟] e北海道の旅: http://e-hokkaido.in/
厚床から別当賀に点在する5人の酪農家グループの名称です。
根室酪農地帯は、先人たちの苦難の開拓の末、今では世界に誇る大酪農地帯となりました。
しかし、我々は今一度、地域と風土を見つめ直し、地域の自然や人との対話を通して、酪農を取り巻く自然環境や新しい酪農社会のあり方を模索し、後世に伝えていかなければならないと考えています。
■お問合せ・連絡先
酪農家集団AB-MOBIT事務局
有限会社伊藤畜産内
〒086-0061
北海道根室市明郷101番地
TEL.(0153) 26 - 2288 FAX.(0153) 26 - 2141
お問い合わせはこちらから
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『農村と牧場の持つすばらしい景観と安らぎの空間を都市住民との共通の貴重な財産として楽しみ育み、また、消費者の牧場体験や牧場散策、牛とのふれあい等により農業に対する相互理解と共通認識を深め、さらにはこれらの交流や関係各機関との連携を通して、地域への人材参入と自身の営農継続意欲の高揚を図り、ひいては地域の活性化と発展に寄与する』
明治2年に開拓使根室出張所が設置され、根室の大地に開拓の歴史の幕が開けた。
現在の様に、日本を代表する酪農地帯にいたるまでには、寒冷との格闘、経済の動向に左右されながらの紆余曲折を経てたどり着いたものである。
現在の土地利用の有り方には、そんな開拓者や子孫たちが歩んで来た歴史の足跡が随所に見て取れる。
根室の牧場は、グリッド状に植林された防露林と湿地帯に残された原生自然が入り組んだ形状になっている。
普通北海道の農地では原生林がほとんど伐採され防風林や防露林がグリッド状に植林された土地利用になっている。しかし根室には湿地帯が多く存在し開拓時には伐採されなかった場所がそのまま残っている。
また開拓当時は炭も造っていたため薪炭林が多くあり今日では、森となって多く残っている。
牧場の周辺では、タンチョウヅル、クマゲラ、オジロワシなど貴重な動物の生息地として豊かな自然環境が今も残っている。
●厚床(あっとこ)
『アッ・トコ・トー・ペッ』(At-toko-to-pet)・・・楡樹生出する処(ニレの木生え出づるところ)
●初田牛(はったうし)
『ハッ・タ・ウシ』(Hat-ta-ushi)・・・葡萄を採る処
『ハッタル・ウシ・イ』(hattar-us-i)・・・水が深くよどんでいるところ
●別当賀(べっとが)
『ベットガ』(petuka)・・・浅瀬
厚床、初田牛、別当賀は北海道の最も東に位置し北東部はオホーツク、南部は太平洋に面している。風連湖、厚床川、別当賀川が流れ、湿地帯も多く点在する。原生林湿地帯や、河川による水景と牧場の風景がひろがる場所である。